個人の幸せが一番大事!フランス流の時短ディナー
こんにちは!店主のミカエルです。
今日は私たちがショップをオープンする原動力の一つになったきっかけ、「フランス人の手抜き料理と人生を楽しむヒント」についてお話ししたいと思います。
個人の幸せが周りを幸せにするというフランスの考え方
フランス人は「Bonheur individuel; =個人の幸せ」をとても重要視しています。個人が幸せになることによって、家族もその周りも、ひいては国までもが幸せになるという考え方です。フランスでは人々は長期休暇や家でのんびり過ごすなど、より多くの自由な時間をできる限り確保しようとします。
一方日本では、集団の和を優先することが多いので、個性が尊重されない傾向があるようです。日本人が仕事でも家庭でも、何事にも一生懸命なのは、そのせいかもしれませんね。日本人は、他人を幸せにすることを優先するようです。私の妻は「フランス人は日本人より楽をしてだいぶ人生を楽しんでいるかも!」と言っています。
日本の食事は最高!でも準備は大変すぎ
食事の場面でも日本人がフランス人より多くの労力を使っている事が顕著に表れているのではないでしょうか。
日本では、食事を作るのに多くのプロセスと時間が必要です。日本では「一汁三菜」+ご飯が理想的な夕食とされており、ご飯をたいて、お味噌汁を作り、おかずをいくつか作るのが良い。ほとんど毎日これは本当に大変だと思います。また、日本人女性は、パートナーの「胃袋をつかむ」ことが円満の秘訣だといわれており、日本人の多くは毎日この「理想的な夕食」を考えて作る事に悩まされているのではないでしょうか。
しかし、フランスではちょっと違います。仕事で長く疲れた一日の後、キッチンに立つ時間をあまり望まず、リラックスして自由な時間を楽しむために、調理活動をできるだけ短くします。それでも外食よりは安く美味しく、楽しいものなのです。
その秘密の一つを知りたいですか?
フランスの食事が手抜きできる秘密
フランスにはチーズ、ソーシソン、テリーヌ、缶詰など、調理を必要としない上質でおいしい地場産品がたくさんあり、簡単なサラダ、チーズやバゲットと組み合わせれば、ほら、5分でおいしいディナーが出来上がりです。
このソシソンやパテ、チーズなどの調理不要なシンプルフードは、熟練した職人によって作られた深い味わいがあり、グリーンサラダや美味しいワインと一緒に食べると、とても味わい深いディナーになります。フランスでは、地元の小さな業者が非常に活発に活動しており、そのような業者が作る食材はいつでも簡単に安く手に入れることができます。
日本のみなさん、もっと手抜きをしてください!
普段は夕食は日本人の妻が作ることが多いのですが、私や妻は時々この「手抜きのフランス料理」を短時間で作って、ソファで映画などを見たり、ボードゲームをしたり、ただリラックスしておしゃべり楽しみます。パテやサラミ、バゲットにチーズにサラダなどですが、これのおかげで、楽して夜の時間をより自由に楽しめています。
フランスのどこかで誰かが作ってくれた、本当においしいものが私たちの食卓を、簡単で美味しくしてくれているのです。
日本の皆様にも、手抜きでとてもおいしい食事をつくるのにとても役立つレ・テロワールの ソシソン, シーフードの缶詰 or パテ, などでご家族やご友人とより多くの時間を過ごしていただきたいと心から願っています!
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- Mikael B.
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