フランス人の人生を楽しむ小さなコツ ⑤ - Le Sandwich Baguette (バゲットサンド)
フランス人といえば、ボーダー柄のシャツやベレー帽をかぶり、バゲットを持っている、というステレオタイプを思い浮かべませんか?バゲットがフランスのシンボルであり、フランス文化の統一要素であるとするならば、それには十分な理由があるのです。 たとえば、ブーランジェリー(フランスのパン屋さん)では、常に焼きたてのバゲットをお客さんに提供し、フランス人は焼きたてから6時間以内には食べる、という暗黙のルールがあります。
そして、フランス人が焼きたてのバゲットで大好きなものといえば・・・サンドイッチです!
みんな大好きな味わい深い一品
フランス人はバゲットサンドをよく食べます。仕事の昼休みなどに、よく行くブーランジェリーで出来たてのサンドを購入するのが一般的です。手ごろな価格でありながら、栄養価が高く、なによりもとてもおいしい。具材やトッピングのバリエーションも豊富なことから、フランスではバゲットサンドの人気が高いのです。
フランスのサンドイッチのおいしさの秘密は、シンプルさと上質な素材にあります。他の国と違って、フランスのサンドイッチは複数の複雑な素材を組み合わせることはありません。1種類の肉、1種類のチーズ、1種類のソースなどで構成されるとてもシンプルだけれど、素材の味が際立つオーセンティックなものです。
例えば、フランスで最もポピュラーなサンドイッチは「ジャンボン・ブール」、つまりハムとバターのサンドイッチで、極めてシンプルでありながら、非常に美味しいのが特徴です。ブーランジェリーやスーパーマーケット、家庭でもよく見かけるサンドイッチで、フランス人は皆、このシンプルな組合わせが大好きです。
バゲットサンドの成功のカギを握る高品質な食材
フランスの伝統的なサンドイッチには、他の国のサンドイッチでよく使用されるマヨネーズの代わりに、バターが使われています。バターにはうまみと風味があり、パンと具材を調和させる効果があります。
また、フランスのサンドイッチには、カマンベールチーズやブリーチーズ、コルニッション(フランスのミニピクルス)、上質のディジョンマスタードなど、その土地ならではの特産物が使われています。これらの食材はフランス全土から集められ、サンドイッチにダイナミックな味わいを与え、レシピのバリエーションも豊富です。
フレッシュバターを使ったり、フランスならではの食材を取り入れたり、美味しいパンを使ったりと、シンプルで上質な食材を使ったフレンチサンドは、本当に簡単に作ることができます。
この記事を読んで、皆さんもぜひご家庭でバゲットサンドを作って食べてみてほしいです。パン屋さんで美味しいバゲットを買ったら、おうちにあるバターとハムをためしに挟んでみてください。とても簡単なのに非常においしいことにびっくりしますよ!週末のランチなどで楽をするのにもとても役立つお助けメニューです。
- Mikael B.
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