フランス人の人生を楽しむ小さなコツ - ④ La Tartine (タルティーヌ)
パンは、パン作りの豊かな伝統を持つフランス料理には欠かせないものです。日本の食文化において米が主食で欠かせないのと同じように、フランスでパンは、文化や食生活においてとても重要な役割を担っています。
フランス人はなぜパンが大好きなのか?
フランス人はパンに深い愛着を持っています。フランスではパンはメインの横に出てくるわき役としてだけでなく、食事の大部分がパンがベースになっていることが多くあります。その代表的なものが「タルティーヌ」。トーストまたはグリルしたパンに、チーズやハム、野菜、ジャムやスプレッドなど、甘みや風味豊かな食材を載せたオープンスタイルのサンドイッチです。旨味や甘み、香りのある食材をトッピングすることで、一口ごとに豊かな味わいと食感を楽しむことができ、その組み合わせは無限大。それがフランスでタルティーヌが大人気の理由です。
食材の組み合わせは無限大
タルティーヌは、朝食に食べるのがフランスでは一番人気。シンプルでおいしい食事として、子供から大人まで幅広く親しまれています。バゲットやパン・ド・カンパーニュなどのトーストしたパンにバターやジャムを塗って食べるのが伝統的な作り方。コーヒーや紅茶、ホットチョコレートなどの温かい飲み物と一緒に食べれば、一日の始まりにぴったりです。
しかし、タルティーヌは朝食に限らず、ランチタイムから夕方のカフェやビストロが閉まるまで、一日中楽しむことができます。昼の食事として、午後のおやつとして、夕食前のアペリティフとして、寝る前の最後の楽しみとして、そしてデザートとして、いつでも幸せになる食べ物です。
タルティーヌの美味しい組み合わせとして、ロックフォールなどのクセのあるチーズとパンのシンプルな組み合わせから、スモークサーモン、トリュフ、パテ、フォアグラ、キャビアなどの豪華な食材と合わせると至福の1品に。フレンチサラミ、パテなどの肉類はもちろん、ツナサラダ、サーモン、ニシン、ホタテなどの魚類もトッピングとしてよく使われます。また、レタスやトマト、アボカドなど新鮮な野菜をふんだんに使ったタルティーヌも多く、おいしくて健康にも良い料理になります。
バターとジャムのようなシンプルでクラシックな組み合わせから、より手の込んだグルメな一品まで、あらゆるテイストのタルティーヌを作ることができます。朝食、軽い昼食、前菜、夕食など、あらゆる場面でタルティーヌは美味しく、簡単に調理できます。ぜひフランス風タルティーヌを試して、愛する人と幸せなリラックスタイムを楽しんでください。
- Mikael B.
コメント 0