フランス人の人生を楽しむ小さなコツ - ③Pause Café(ポーズ・キャフェ)
フランス人は自由で幸せな時間を持つ事が大好き。
自分の人生を楽しむために積極的にそんな時間を作り出しています。
このブログシリーズではそんなフランス人の人生を楽しむコツをご紹介します。
そして今回は、フレンチコーヒーと、それがいかに人々の日常生活において重要であるかということについてお話します。
フレンチコーヒーとは、いったい何?
フランス人はコーヒーがとても好きです。しかし、いわゆる「フレンチロースト」のコーヒー豆や「フレンチプレス」は実はこの国ではそれほどポピュラーなものではありません。 フランスで人気なコーヒーは、豆の種類にかかわらず、シンプルなエスプレッソや、「キャフェ・アロンジェ」というエスプレッソにお湯をそそいだものです。
というよりも、フレンチコーヒーは文化であり、フランス人がコーヒーをどう飲むか、どう楽しむかであって、実際に何を飲むかはあまり関係ありません。それは、何を飲むかよりも、どうやって飲むかそして何を感じるかが重要なのかもしれません。コーヒーショップやテラスに座って、朝出勤する前に、あるいは昼休みの後に... 一人で、あるいは友人とおしゃべりをしながら、あるいは通りを行き交う人々を眺めながら... コーヒーを味わうのです。
実は、コーヒーの味よりも飲み方が重要なのです。
"Les douceurs(レ・ドゥスール)" コーヒーのお供の甘美なお菓子。
フランスではコーヒーをブラックで単独で飲むことはあまりありません。最低でも砂糖を入れ、大抵の場合、小さなお菓子を一緒に食べることが大半です。
朝食はコーヒーが定番で、クロワッサンやタルティーヌと呼ばれるバゲットやパン・ド・カンパーニュなどの焼き立てパンにバターやジャムを塗ったものが添えられることが多いようです。フランス人の中には、コーヒーに直接食べ物を浸して食べる人もいますよ。
しかし、フランスでのコーヒーの楽しみ方は、食後にブラックチョコレートやバター風味のサブレ、ガレットなどの小さなお菓子と一緒に楽しむのが一般的でしょう。シンプルでありながら、味わい深い小さなお菓子。
最近の流行は、ほとんどのレストランでデザートとして楽しまれている「カフェ・グルマン」です。ビスケット、ケーキ、パイからアイスクリーム、マカロンなどの高級デザートまで、3種類の小さなポーションデザートとエスプレッソがセットになっている食後のデザートプレートです。
カフェ・グルマンは、フランスのコーヒー文化を象徴するものでしょう。フランス人のコーヒータイムはあまりにも長く、多くの種類の小さな甘いものを少しずつ食べ、幸せな時間をゆっくりと楽しみます。
コーヒーを味わうだけでなく、こだわりの甘美なお菓子と一緒にコーヒーをゆっくり大事に楽しむ時間をぜひ作ってみてください。Pause Café(ポーズ・キャフェ) "を楽しむ時間は、きっとあなたの生活に喜びを与えてくれるはずです。
- Mikael B.
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