ドライサラミの保存方法
フランス産ドライサラミは、非常にデリケートな製品であり、美味しく召し上がっていただくためには、適切に保存する必要があります。サラミは生肉であり、塩漬けと乾燥の工程で腐敗の原因となる細菌を排除し、善玉菌を増殖させます。適切に保存すればほとんど腐ることはない、フランスで古くから愛されている食品保存方法です。
しかし、ここでいう「適切に保存する」というのは、かなり気を遣う必要があります。温度が高すぎる場所での保存は、サラミの脂肪を溶かしてしまい、味と品質を劣化させます。また、冷やしすぎるとサラミが乾燥して、岩のように硬くなってしまうこともあります。
ここでは、フランス産ドライサラミをより美味しく召し上がっていただくために、以下でいくつかの重要なポイントについてご覧いただけます。
保存のキーポイント
ドライサラミをおいしく保つためには、以下の状態を保つことをお勧めします。
- 12~18℃の場所で保管
- 湿度は70〜75%に保つ
- ドライサラミが呼吸するため、適切な紙で包んでから保管する。肉用ペーパー、ティータオル、キッチンペーパー、アルミホイル、新聞紙などが良いです。
詳細・解説は以下をご覧ください。
ドライサラミの保存
ドライサラミはケーシングが残っていてカットしていなければ、理論上はものによっては数ヶ月から数年保存が可能ですが、基本的にはパッケージに記載されている賞味期限を守ることをお勧めします。
サラミを美味しく保存するために、以下のルールを守ってください:
- 保存場所: ドライサラミは、温度と湿度がコントロールされている風通しの良い部屋/倉庫で、 12℃~18°Cで保存してください。また、湿度は of 70 ~ 75%を保ってください。もちろん、誰もが涼しい個室や換気設備のある地下室を所有しているわけではありませんので、 冷蔵庫の野菜室は簡単で適切な保存場所です。また、ワインセラーを所有している幸運な方はそれも最適です。
ご注意:当社のサラミの中には、真空パックで販売されているものがあります。そのような場合は、冷蔵庫などで低温保存(8℃以下)し、パッケージに記載されている賞味期限を守り、通常3~4ヶ月以内にお召し上がりください。
- 包み方:ドライサラミは呼吸が必要です。また、結露を防ぐのもとても重要です。もしドライサラミをすぐに食べて食べきる予定がないのであれば、届いたら元のパッケージから出して、 肉用ペーパー、キッチンペーパー、ティータオル、新聞紙厚め+アルミホイルなどに包みかえてください。 こうすることで、サラミが乾燥しすぎないように、また必要な湿度を保つようにすることができます。気密性の高い密閉容器はお勧めできません。
- カット/スライスしたドライサラミ: スライスされたサラミは皮に守られていないため、他の食品と同じように細菌が繁殖しやすくなっています。2~3 週刊で食べきってください。は、カットした部分はラップなどで包み 冷蔵庫で保存してください。(12 ~ 18°C の野菜室がおすすめです。)
なお、スライスしたものを保存する場合は、密閉容器に入れて数日以内に食べきるようにしましょう。スライスしたドライサラミは乾燥するのがとても速いです。
- 水分について:ドライサラミを保管する際に水分が発生し、皮に緑色または灰色のカビが発生する可能性があります。 これは保存のための善玉菌で、保存状態が高湿度であるために発生しやすくなったものです。その場合は、キッチンペーパーなどで拭き取るか、食べる部分の皮を取り除いてください。
また、サラミに水分がついていたら、キッチンペーパーで水分を拭き取り、保存するたびにサラミのラップを変えてください。そうすれば、カビの発生を防ぐのに役立ちます。
よくある質問 ドライサラミ
皮を食べても大丈夫ですか?
もちろんです。私たちのサラミのケーシングはすべて天然の腸でできているので、食べても全く問題ありません。食べる前に腸を取り除くかどうかは、お客様のお好み次第です。
ただし、サラミが厚い場合や辛味(ペッパー)が強い場合は、肉の味を十分に楽しむために、原則としてケーシングを外すのが一般的です。
サラミに付いている白い粉は何ですか?
この白い粉は、チーズや抗生物質に含まれるペニシリウムという善玉菌でできています。フランスの生産者たちこの白い粉を「フルール・デュ・ソーシソン(サラミの花)」と呼び、肉の熟成に欠かせない要素の一つとなっています。
また場合によっては、ドライサラミの保存性を高めるために、米粉を一部使用することもあります。
サラミの乾燥がひどくなったときに食べても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。しかし、干からびたサラミは食べにくいものです。そんな時は、薄く切ったり、食べやすい大きさに切って、熱いスープに入れてみてください。そうすれば、サラミは柔らかくなり、スープも美味しくなりますよ。
ドライサラミにとって「暑すぎる」とされる温度は?
23~25℃以上では、サラミの中の脂肪が溶け始めます。すぐに食べる予定であれば、美味しさが増すので良いのですが、保存には絶対にお勧めできません。高温の保存場所に長く置いておくと、サラミの品質が劣化し始めるのです。