エドモンド・ファロ

フランスで有名なマスタードメーカーのエドモンド・ファロ社は、ブルゴーニュ地方にある家族経営の企業で、1840年にレオン・ブーレイがマスタードとオイルの工場を開設したのが始まりです。彼の製品はすぐにその優れた品質が認められ、1903年の万国博覧会でパリ市から表彰されました。その後、ブーレイ氏の後継者たちは、伝統と革新の融合による品質へのこだわりを守り続け、1928年に経営権を得たエドモンド・ファロ氏のもと、第二次世界大戦を乗り越え、事業は真に繁栄しました。そして1994年、エドモンド・ファロの孫にあたるマーク・デザルメニャンが経営を引き継ぐまで、マスタード製造における同家のノウハウは代々受け継がれてきました。彼は伝統的なマスタード製造方法を守りつつ、会社を近代化させました。

 

 

エドモンド・ファロ社は、充実した設備を誇り、フランスで最後の石臼でマスタードの種を挽いてつくるムタルドリー(マスタードメーカー)として、生地の独特の風味を保つ努力を惜しまず、マスタード作りの伝統的な職人技を守ることに成功しています。また、廃棄物の分別や処理、排水処理など、環境保全にも力を入れており、地元のパートナーや生産者と協力し、ブルゴーニュ地方のレジオでマスタードの種「セベネ」の栽培を復活させ、その生産に使用しています。

 

 

現在は、エドモンド・ファロの孫にあたるマルク・デザルメニャンを中心に、約20名の従業員が高品質な製品づくりに貢献しています。長年にわたり、香り豊かなマスタードやビネガー、ピクルスなどの調味料を取り揃え、品質へのこだわりを持って製品づくりを行っています。特に、「ブルゴーニュ種入りマスタード」や「ブルゴーニュ白ワインPDO」など、ブルゴーニュの土壌が育んだ味を生かした商品づくりを大切にしています。

 

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